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初代日本女子アトム級チャンピオン
18戦11勝(1KO)6敗1分 - 現役選手
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菅田恭平プロフィール
生年月日 1990.9.22
戦績 3戦2勝(2KO)1敗
血液型 B型
出身 東京都足立区
スタイル サウスポー
憧れのボクサー 特になし
趣味 読書、ゴルフ、食事
目標 勝ち続ける、ベルトを獲る -
小林壮太プロフィール
生年月日 1999.5.6
戦績 1戦1敗
血液型 B型
出身 新潟県三条市
スタイル オーソドックス
憧れのボクサー 村田諒太
趣味 散歩
目標 チャンピオン -
佐藤貴彦プロフィール
埼玉県越谷市出身、1985年生。
階級 : フェザー級
タイプ : 右ボクサーファイター
好きなボクサー : 畑山隆則、徳山昌守、佐藤修、etc
趣味 : 浦和レッズの試合を観ること
将来の夢・目標 : まずは1勝して、新人王になって、ランキングに入って、チャンピオンになること
好きな芸能人 : ロブソン・ポンテ(サッカー選手)
好きな映画 : 無問題(モウマンタイ)
好きな音楽アーティスト : SEAMO(シーモ) - 引退選手
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階級 : ウェルター級
戦績 : 9戦7勝(3KO)2敗
第72回東日本ウェルター級新人王準優勝
元日本ウェルター級7位
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階級 : Sフライ級
戦績 : 8戦6勝(1KO)2敗
第73回東日本Sフライ級新人王準優勝
- 鈴木菜々江特設ページ
元WBO女子アトム級チャンピオン
鈴木菜々江
2023 年 9 月 1 日
前世界王者の鈴木菜々江が引退を表明
日本ボクシングコミッション(JBC)は1日、前WBO(世界ボクシング機構)アトム級王者の鈴木菜々江(31=シュウ)が引退届を提出したことを発表した。
2016年3月にデビューした鈴木は、豊富な手数と無尽蔵のスタミナを武器に、2018年3月に日本アトム級王座を獲得すると、昨年2月に岩川美花(40=姫路木下)に判定勝ちし、2度目の挑戦で世界王者に輝いた。初防衛戦で黒木優子(真正)に敗れて王座を陥落すると、今年3月にダイレクトリマッチした試合がラストファイトとなった。
都内で行われた引退パーティーの前に取材に応じた鈴木は、「応援してくれる人たちのおかげで、幸せなボクシング人生を送ることができた」と感謝の気持ちを言葉にした。
「人生の次のステップに行くために、試合前から勝っても負けてもこれが最後と決めていた。大きな怪我がなく引退できた。ただ、勝って終わりたかったので、応援してくれた人たちに申し訳ない気持ち。黒木さんは強かったです」と今の心境を語った。
鈴木と初めて会ったのは、彼女がプロデビュー前のこと。花形ジムにスパーリングに来ていた時に見かけた。オドオドしながら、ジムの端で申し訳なさそうにシャドーボクシングをしていたのが印象的だった。「こんなに弱気な子がボクシングをして大丈夫なのか?」と心配したのだが、リングに上がると表情が一変。相手を睨みつけながら猛然と向かっていき、バチバチの打ち合いをしたのだ。「なんだこの選手は?!」そのギャップに驚き、デビューから注目していた。
漫画「はじめの一歩」を読んで、ボクシングがしてみたくなり、ジムに入門。最初はアマチュアでやる予定だったが、松岡修会長の勧めでプロボクサーになった。決して器用なタイプではなかったが、猛練習で培った豊富なスタミナと馬力で勝ち上がっていった。真面目で一生懸命に取り組む姿に応援者が増えていった。
取材中、いつも口にしていたのが「私は皆さんのサポートのおかげで勝たせてもらっている」。いつも同じことを言うので、なぜそう思うのか突っ込んで聞いてみたところ、「井上尚弥さんや黒木さん、ツナミさん(天海ツナミ=山木)のようなトップ中のトップは、しっかりと自分を持っているが、私にはそれが欠けている。皆さんの思いをしっかりと受け止めて、期待に応えるために頑張ってきた。本当に皆さんのおかげ。本当なんです」と真っすぐな目で話した。
引退パーティーには、樋口高顕千代田区長が駆けつけて鈴木を労った。ジムが千代田区にあり、鈴木が世界タイトルを獲得した際、千代田区長を表敬訪問をしたことがあるという。
「会長には何度もチャンスを作っていただき、感謝しかない。私みたいに変わった性格の選手に根気よく付き合っていただき、ここまで来させていただいた。本当にありがとうございました」。いつも穏やかな松岡会長だが、「鈴木を世界チャンピオンにしたい」といつも熱く語っていた。
営業職をしていたが、今は資格を取得して別の仕事を始めた。「今は何の実績もないので、胸を張って何をしているか言えないが、立派になって、またお会いできたらと思います。次の人生で頑張っているところを見てほしいです」。
勝っても負けても、いつもリング上で号泣していた鈴木。この日のパーティーでも涙を流すのかと思いきや、「最後は笑って終わりたい」と終始、笑顔でやり切った表情を見せていた。「これからの人生があるので、『ボクシングをやって良かった。ボクシングをやってきたおかげ』と思えるように頑張ります!」。今後の鈴木の活躍に期待したい。
ボクシングモバイルより
鈴木菜々江 プロフィール
2023年9月1日
鈴木菜々江 シュウボクシングジム所属
1992年5月12日生まれ(31歳)
千葉県市川市出身
身長 : 156cm
血液型 : A型
スタイル : 右ファイター
戦績 : 18戦11勝(1KO)6敗(1KO)1分
2016年3月1日デビュー戦(初勝利)
2018年3月8日日本女子アトム級初代王座獲得(2度防衛)
2022年2月25日WBO女子世界アトム級王座獲得
WBCアトム級11位
IBFアトム級7位
WBOアトム級7位
OPBFアトム級2位
趣味 : 寝ること
好きな芸能人 : ハローキティ
好きな映画 : ベイブ
好きな言葉 : 特になし
目標 : 探し中
将来の夢 : カピバラを飼うこと
千葉県立市川工業高等学校 電気科卒業後ビル管理会社に勤めながら19歳でボクシングを始める
総合エンジニアリング&サービス会社に転職。職務に勤める傍らプロボクサー資格取得
→始めた時は菊池ジムで練習しておりましたが、ジムを畳んでしまい、アルファジム(現山木ジム)に在籍しましたが、ジムが引っ越してしまい、シュウジムにて練習しプロライセンス取得、所属選手となりました。
・なぜボクシングをやろうと思ったのですか?
→漫画「はじめの一歩」を読み影響です。
・プロになろうと思ったのはいつですか?きっかけは?
→アマチュアボクシング希望でしたが試合の縁なくプロを目指しました。いつごろかはあまり覚えてなく22、23歳だと思います。
・ボクシングと仕事を両立させるうえで、大変なことは何ですか?
→運良くボクシング・お仕事どちらも皆さんのサポートがあり特にないのですが、減量中イライラしている為(自分だけだと思いますが)お客様の商談が長いと頭が回らなく苦労してます。・・減量関わらずいつもですが・・。(汗)申し訳ございません。
鈴木菜々江 フォトメモリー
鈴木菜々江 激闘の記録
デビュー戦
2016年3月1日(火) 後楽園ホール
[女子Lフライ級4回戦]
○鈴木 菜々江 VS ×関 歩夢
判定3-0
40-37,40-36,40-36
試合:デビュー同士の一戦は、立ち上がりの硬い関に鈴木がワンツー連打で攻め、一気に主導権を取りに行った。関は攻守の切り替えが遅れ劣勢となったが、2Rは強引にワンツーを返し、鈴木から鼻血を出させた。しかし、鈴木の手数は後半も落ちず、このまま押し切り判定勝ち。
2016年7月15日(金) 後楽園ホール
[女子Lフライ級4回戦]
○下岡 由美子 VS ×鈴木 菜々江
判定2-1
37-39,39-37,39-38
試合:圧力を掛けた鈴木を下岡が下がりながら迎え撃ち、スタートから手数勝負の展開となる。2R、打ち疲れた下岡に被弾が多くなり顔が腫れるが、口を開けながらも必死に打ち返し粘りを見せる。すると3Rは鈴木もバテてしまい下岡に反撃を許した。最終4Rはスタミナを出し切る打ち合いとなり鈴木が押したが、判定は有効打で上回った下岡に軍配。
2016年9月21日(水) 後楽園ホール
[女子47.0kg契約4回戦]
◎青木 沙耶香 VS ×鈴木 菜々江
3R 2分 0秒 TKO
試合:ゴングと同時に鈴木がワンツー、フックで接近戦を仕掛ける。序盤は青木も応戦したが、徐々に鈴木の手数に押されロープを背負ってしまった。2Rは足を使ってのボクシングを取り戻した青木が右を好打し鈴木の顔を跳ね上げた。鈴木の手数は後半に入っても落ちることはなかったが、不用意に青木の右を受けてしまい、3Rの途中でレフェリーが試合を止めた。
2016年12月13日(火) 後楽園ホール
[女子ミニフライ級4回戦]
◎鈴木 菜々江 VS ×金子 晴子
2R 0分 58秒 TKO
試合:重心を低く落としワンツー、フックで先に仕掛けた金子だが、鈴木のワンツープレスに下がったところを左がかすめダウンを取られてしまった。2回も鈴木のワンツー、ボディに真っ直ぐ下がってしまい、最後はフック気味の左右を打ち込まれダウン。ダメージを重く見たレフェリーが試合を止め、鈴木が2勝目を上げた。
2017年3月15日(水) 後楽園ホール
[女子ミニフライ級4回戦]
×下岡 由美子 VS ○鈴木 菜々江
判定0-2
38-38,38-39,37-39
試合:昨年7月以来の再戦(下岡が2-1の判定勝ち)は初回、鈴木が細かく連打を繰り出し、下岡を後退させる。後手に回った下岡だが単発の右ストレートを返し反撃のチャンスを狙った。3回、下岡は上下にワンツーをヒットさせるが、鈴木の勢いは止まらず左フックを好打。両者とも最後までよく手数を出したが、鈴木が有効打で上回った。鈴木が判定勝ちでリベンジを果たした。
2017年5月19日(金) 後楽園ホール
[女子Lフライ級4回戦]
×内藤チサ VS ○鈴木 菜々江
判定0-3
37-39,37-39,37-39
試合::2戦目の内藤がワンツーでプレスをかけ、6戦目の鈴木が迎え撃つ形でスタート。両者とも手数を意識し、序盤から激しくパンチを交換した。初回は的確さとパワーで差がつき鈴木に押され気味の内藤だったが、2回に入ると鼻血を出しながらも連打で対抗。3回も必死に食らいついたが、被弾が多くダメージの色を濃くしてしまった。最終4回、鈴木に押し込まれた内藤は、サイドステップを使いピンチを脱したが、この回も手数で押されポイントを奪えず。このまま鈴木が押切り4勝目を挙げた。
2017年9月1日(金) 後楽園ホール
[日本女子初代王座決定トーナメントアトム級準決勝6回戦]
○鈴木 菜々江 VS ×日向野 知恵
判定3-0
59-56,59-56,59-55
試合:昨年、世界戦を経験した日向野がワンツーで攻め込み、鈴木が左で回しながら右クロスを狙う展開。序盤は鈴木の手数と左ボディに押された日向野だが、右のショートが当たり始めると鈴木が下がり、ここを逃さず追撃。一気に主導権を奪った。しかし、以降は鈴木もアウトボクシングに徹し、左フック、右ストレートで抵抗。4回からは足を止めても打ち合い、ワンツー、フックの手数で上回った。まともにパンチをもらうとやはり下がってしまったが、最終6回は手数で押しポイントアウト。判定勝ちの鈴木はこれで4連勝となり、弾みをつけての決勝進出となった。
2017年12月17日(日) 福岡・九電記念体育
[日本女子初代アトム級王座決定6回戦]
△葉月 さな VS △鈴木 菜々江
判定1-1ドロー
58-57,57-58,57-57
試合:葉月がジャブからコンビネーションでオープニングヒットを奪うと、これで火が付いた鈴木も手数を増やしペースを奪い返す。お互いの意地と意地がぶつかる打ち合いに会場のボルテージが上がる。2回、クロスレンジでパンチを交換する両者はスタミナ度外視の豊富な手数で顔を跳ね上げ一歩も引かず。葉月が右ストレートで膝を揺らせば鈴木も左右のフックを放って膝を揺らすシーソーゲームは互いに譲らず5回へ、手数の落ちた葉月を攻め立て攻勢をアピールした鈴木だが、最終回は葉月も反撃。初回から一歩も引かない打撃戦となった試合は三者三様のドロー判定となった。
2018年3月8日(木) 後楽園ホール
[日本女子アトム級初代王座決定6回戦]
×葉月さな VS ○鈴木 菜々江
判定0-2
57-57,57-58,57-58
試合:昨年12月に同じタイトルを争い引き分けた両者の再戦。後楽園ホール初見参の葉月が鈴木に押し込まれる形でスタートしたが、距離を取っては細かい左右を返し互角の立ち上がり。2回、葉月は先に仕掛け鈴木のリズムを崩しにかかるとワンツー、ボディで押し返す場面もあったが、3回に入ると鈴木の手数が上回り始めた。しかし、4回以降は足を使いヒット&ウェイで左右をまとめ打ち。再び五分の展開に持ち込んだが、鈴木の圧力のあるファイトを前に主導権までは握れなかった。5回終盤から最終6回にかけては葉月も足を止めて打ち合いベルトへの執念を見せたが、判定で惜しくも及ばず。鈴木が初代王者に輝いた。
2018年8月20日(月) 後楽園ホール
[日本女子アトム級タイトルマッチ6回戦]
○鈴木 菜々江 VS ×荒瀬あかり
判定3-0
58-56,58-56,59-55
試合:3月の王座決定戦で新王者に就いた鈴木の初防衛戦。挑戦者は昨年8月のOPBF東洋太平洋王座に続き、2度目の挑戦となる荒瀬。初回、鈴木が距離を測りワンツーを繰り出すが、荒瀬もボディにパンチを集め譲らず。荒瀬は2回も細かいパンチを当てペースを維持した。3回、流れを掴めない鈴木はプレスをかけて左右フックで攻め立てると、左フックを好打。続く回も鈴木はフィジカルの強さを活かし、荒瀬を押し込んで豊富な手数でペースを手繰り寄せた。5〜6回は両者ともに手数を出したが、鈴木の有効打がわずかに上回り、2〜4ポイント差をつけ初防衛に成功。試合後、この日デビュー戦を飾った松田から挑戦状が出された。
2018年11月20日(火) 後楽園ホール
[日本女子アトム級タイトルマッチ6回戦]
○鈴木 菜々江 VS ×青木 沙耶香
判定2-0
57-57,59-55,59-55
試合:16年7月以来の対戦は、ゴングと同時に回転のある連打で激しい打ち合いを見せる。青木が左ボディをヒットすれば、鈴木も負けじとワンツーの連打で強気の姿勢。2回は青木の右フックが再三ヒットしジャッジに攻勢をアピール。手数を増やす鈴木だが、青木はパンチを決めるとバックステップで被弾を回避。4回、鈴木はギアを上げてジリジリと距離を詰めて攻勢をかけると続く回も豊富なスタミナを活かし手数を出し続けた。最終6回、打ち合いは激しさを増したが、鈴木が右フックで膝を揺らし優勢を印象付けた。1者は引き分けとしたが2者は鈴木を支持し2度目の防衛に成功し、リベンジも果たした。
2019年3月13日(水) 後楽園ホール
[OPBF・日本女子アトム級王座統一8回戦]
○松田 恵里 VS ×鈴木 菜々江
判定3-0
78-74,78-74,79-74
試合:アトム級のアジア頂上対決。ゴングと同時にファイター鈴木がガードを固めプレスをかけると、プロ3戦目のサウスポー松田は敢えて正面で受けて立った。最初の接触で鼻血を出した松田だが、特に慌てる様子もなく、鈴木の強打にワンツー、フックで対抗。3回には連打で鈴木のプレスを止めた。4回は得意の足を使いつつも打ち合うところでは打ち合った松田が、途中採点を39-37、39-37、40-36の3-0リードで折り返した。この採点を聞きさらに圧力を強めた鈴木だが、正面の打ち合いでも押し込まれてしまい、打開策が見いだせないまま終盤に。松田はパワーとフィジカルで上回るかと思われた鈴木を相手の土俵で完封。最大5ポイント差の判定勝ちで王座統一に成功した。
2019年9月12日(木) 後楽園ホール
[女子アトム級8回戦]
×慶 美奈代 VS ○鈴木 菜々江
判定0-3
75-77,74-78,74-79
試合:今年3月、OPBF王者の松田恵里(TEAM10COUNT)に日本王座を奪われた鈴木の再起戦。同じく昨年12月のOPBF王座決定戦で松田に敗れた慶も4月の試合が中止となり、今回が再起のリングとなった。まずは鈴木が体を振りながら速い出入りで仕掛け、ワンツー、フックと慶を攻め立てる。慶も左ジャブで鈴木を突き放そうとするが、序盤はファイター一辺倒のスタイルから脱却した鈴木のフットワークが冴えた。2回は慶がペースを上げ左フック、右クロスで応戦したが、忙しく立ち位置を変える鈴木を捉えきれず。3回以降はその離れ際に慶が左ボディを入れたが、流れを引き寄せるまでには至らなかった。鈴木は後半に入ってもペースを崩さず、足と手数を活かしたボクシングを展開。しぶとく食らいつく慶を突き放すことはできなかったが、休みなく攻撃を続け、最大5ポイント差の判定勝ちで再起を飾った。
2019年11月20日(水) 後楽園ホール
[女子ミニマム級8回戦]
×キャナラット ヨーハンゴー VS ○鈴木 菜々江
判定0-3
73-77,73-77,73-78
試合:前日本王者の鈴木の再起2戦目。距離を詰める鈴木に対し、キャナラットはボディに左右フックを決めると右ストレートを見せて脅かす。打ち合いに持ち込みたい鈴木だが、クリンチワークに遮断されパンチを打ち込めない。3回、距離が噛み合わず何度も引き離され、キャナラットはホールディングの減点1が課せられた。その後も膠着状態でジャッジ泣かせの展開が続いた。キャナラットは7回にもホールディングの減点。積極的な攻撃を仕掛けた鈴木だが、思い通りの試合運びができず、ラウンド終了時には首をかしげた。お互いに最後まで決定打が出ず試合終了。鈴木が判定勝ちした。
2020年9月26日(土) 神戸市立中央体育館
[WBO女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦]
○岩川 美花 VS ×鈴木 菜々江
判定2-1
96-94,93-97,97-93
試合:挑戦者の鈴木が頭を振りながら、ワンツー連打で先制攻撃を仕掛けるのに対し、岩川はスムーズにスイッチして相手のパンチの軌道を読むと、サウスポースタイルから左ストレートをヒット。2回、鈴木は距離を詰めてボディにコツコツとパンチを集める。3回、岩川は距離をキープしながら冷静に対応。鈴木のしつこい前進に手を焼きながらもポイントをピックアップした。6回、鈴木は被弾しながらも距離を潰し豊富な手数で乱打戦に持ち込む。その後は決定打が生まれず、ポイントの振り分けが難しいラウンドが続いた。9回、打ち合いに応じた岩川は有効打で上回りポイントを加点。10回も勝利に執念を見せる鈴木を振り切った。採点は割れたが岩川を支持し初防衛に成功した。
[WBO女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦]
※岩川 美花 VS ※鈴木 菜々江
岩川けがのため棄権 試合中止
第16戦
2022年2月25日(金) 後楽園ホール
[WBO女子世界アトム級タイトル
マッチ10回戦]
×岩川 美花 VS ○鈴木 菜々江
判定1-2
96-94,94-96,94-96
WBO世界アトム級王座奪取!!
試合:2020年9月に拳を交えた2人がダイレクトリマッチに臨んだ。初回、挑戦者の鈴木が距離を潰して独特のタイミングの右オーバーハンドを好打。岩川は真っ向から応戦するが鈴木の馬力が上回った印象だ。3回、サウスポースタイルにチェンジした岩川は、右フック、左ストレートで迎え撃ち相手の出鼻を挫く。4回、岩川は距離を作ると右アッパー、ワンツーをヒット。しかし、鈴木はお構いなしとばかりにグイグイと前に出てボディにパンチを集めた。6回、豊富な手数を繰り出す鈴木に対し、岩川も負けじとサイドに回りながら左右を返した。7回、鈴木はプッシュしながら細かくまとめて相手に休む時間を与えず。とにかく手数を出し続けた。9回、岩川は接近戦からボディにパンチを集めて見栄えの良さをアピール。最終10回はお互いに決定打を打ち込むことができず試合終了のゴングを聞いた。ジャッジに委ねられた採点は割れたが鈴木を支持。鈴木がリベンジを果たすとともに新チャンピオンに輝いた。
勝利が決まった瞬間、鈴木はリング上で大号泣した。
2022年9月1日(木) 後楽園ホール
[WBO世界アトム級タイトルマッチ10回戦]
×鈴木 菜々江 VS ○黒木 優子
判定0-3
93-97,92-98,92-98
試合:サウスポー黒木が、前の手で距離を測りながら左ストレートをヒット。サークリングしながら単発の左を当てた。2回、打ち合いに持ち込みたい鈴木は右オーバーハンドを打ち込むが、黒木は冷静に対応。左ストレートで迎え撃ちリズムを保つ。なんとか捕まえたい鈴木は4回、頭を振りながら右から切り込むが、黒木は左ストレートで膝を揺らし攻勢。5回も黒木のラウンド。ボディワークでかわしながらワンツーを好打。得意な距離をキープしながら着実にポイントを重ねた。8回、黒木は左右に動きながら左カウンターをヒット。懸命に距離を詰める鈴木だが、決定打を決めるまでには至らず。最終10回も黒木は集中力を切らさず冷静に戦い切った。終始、ペースを握り続けた黒木が世界2階級制覇を達成した。
2023年3月30日(木) 後楽園ホール
[WBO世界アトム級タイトルマッチ10回戦]
○黒木 優子 VS ×鈴木 菜々江
判定3-0 この試合だけジャッジ、レフェリーは外国人
96-94,96-94,97-93
試合:昨年9月以来のダイレクトリマッチ。初防衛を目指す黒木と王座奪還を狙う鈴木が対峙した。初回、頭を振りながら前進する鈴木に対し、サウスポー黒木は足を使いながら左ストレート、左アッパーをヒット。2回も黒木は前の手で距離を測りながら左ストレートを好打。打ち合いに付き合わず冷静な試合運びを見せた。強引に前に出る鈴木と闘牛士のようにヒラヒラとかわす黒木の構図が続いた。4回、ラフに攻めてくる鈴木に対し、黒木はムキにならず左ストレートを集めると5回終了間際にはカウンターの左アッパーで攻勢をアピールした。6回、鈴木の左右フックが顔面を捉える。なりふり構わずブンブンとパンチを振り回し相手を嫌がらせた。7回以降は距離がかみ合わず決定打に恵まれず。それでも黒木は集中力を切らさず。最終10回、鈴木が押し込みながらボディにパンチを集めると右フックをヒット。黒木も懸命にパンチを返した。有効打で上回った黒木が返り討ちを果たした。(試合終了時は皆、菜々江の勝利を確信していた!)
関 歩夢
1戦1敗(36歳) 戦績更新2016年3月1日
下岡 由美子
12戦4勝(1KO)8敗(4KO) (41歳) 戦績更新2020年1月27日
青木 沙耶香
10戦4勝(3KO)4敗2分(32歳)戦績更新2018年11月20日
金子 晴子
6戦1勝5敗(4KO) (38歳)戦績更新2020年12月4日
内藤 チサ
3戦2勝1敗(25歳)戦績更新2018年9月25日
日向野 知恵
18戦8勝(2KO)9敗(3KO)1分(39歳)戦績更新2019年6月25日
葉月 さな
18戦9勝(3KO)8敗1分(39歳)戦績更新2023年4月9日
荒瀬 あかり
11戦6勝(1KO)5敗(1KO)(41歳)戦績更新2018年8月20日
松田 恵里 現OPBFアトム級王者(0)
8戦6勝(1KO)1敗1分(29歳)戦績更新2023年6月13日
慶 美奈代 OPBFアトム級5位 JBCアトム級1位
14戦7勝(1KO)5敗2分(31歳)戦績更新2023年4月29日
キャナラット ヨーハンゴー OPBFミニマム級5位
12戦7勝(4KO)5敗(3KO)(24歳)戦績更新2020年3月1日
岩川 美花 現IBF世界アトム級王者(0)
19戦12勝(4KO)6敗1分(40歳)戦績更新2023年2月26日
黒木 優子 現WBO世界アトム級王者(2) 現WBA世界アトム級王者(0)
31戦22勝(9KO)7敗2分(32歳)戦績更新2023年8月5日